SHIRATA ひと・いろ・とりどり
どんな人にも、どんなシーンにもあうカシミヤ、リネンでありたい。
シンプルなデザイン、ナチュラルな風合いが身上のアイテムを
纏った方々をご紹介します。
第1回目に登場いただくのは、白田が工房を構える
宮城県加美町の町役場の皆さん。
白田のカシミヤをふるさと納税の返礼品に選んでいただくなど、
白田をよく知り、支えてくださっています。
オンリーワンの手しごとは、加美町の神業です
加美町長|猪股洋文さん
2020秋冬の新色ターコイズのカーディガンを颯爽と着こなす猪股町長。真っすぐ伸びた背筋と引き締まった体は、学生時代の器械体操の経験と、すき間時間を活用した「ながら筋トレ」の成果です。趣味のギターの弾き語りを町のイベントで披露するなど、音楽好きの町長としても知られています。
猪股洋文さん>全国的にも希少な白田さんの手しごとは、価値ある地場産品と認識していましたので、ふるさと納税の返礼品にぜひ扱いたいと考えました。 農業が盛んな加美町は、お米、酒、味噌、醤油など食品関係の返礼品がメイン。バリエーションを増やし、選択肢を広げることで寄附者に喜んでいただいているのではないでしょうか。 昨年度は、町内に全国で唯一直営工場がある「グリコ」さんのレトルト商品に次いで2番 目に白田さんの商品が好評でした。ほかにはない「オンリーワン」が白田さんの強みだと考えます。工場で働く職人さんたちは「加美(かみ)町の神(かみ)業」の担い手と言えますね(笑)
つくり手の思いを “いただく”気持ちで、身につけています
加美町ひと・しごと推進課|佐藤順子さん
担当業務は加美町への移住や定住のお手伝い。年数回、首都圏で開かれる移住セミナーも受けもち、これをきっかけに移住、入社を決めた白田のスタッフもいます。セミナーでは白田のニットを展示することも。全国300以上の自治体のブースがひしめく会場でも「目を引くアイテムになっています」とのこと。
佐藤順子さん>白田さんのニットを何着か愛用させていただいています。着心地の良さはもちろんですが、私はどちらかというと「人」のファンです。展示会や工場見学で職人さんの話を聞いたり、編む様子を間近にし、職人さんの世界や丁寧なものづくりに触れることで、商品を「買う」というより、作った方の思いを「いただく」「引き継ぐ」という気持ちになります。長く大切に着ようと。白田さんをきっかけに、食べ物や調味料など洋服以外を選ぶ際にもそういった「人の思い」を優先するようになりました。
ふるさと納税でのリピートの高さに驚いています
加美町企画財政課|奥山奈津希さん
入庁4年目ですが、しっかりと落ち着いた話しぶりが印象的な奥山さん。この日初めて身にまとった白田のカシミヤ。その着心地は「ニットってチクチクする印象でしたが、まったくしないんですね!タグ付けまですべて手作業だなんて感動します。加美町にこんな素晴らしい工場があることを全国の皆さんにぜひ知ってほしいです」
奥山奈津希さん>ふるさと納税を担当しています。返礼品の中では白田さんの商品は高額な寄附帯になりますが、リピートされる方が多いのが特徴的です。2着、3着と申し込まれたり、時期を分けて繰り返し申し込まれたり。やはり良い商品を一度手にすると、その価値をわかってもらえると思います。例年10月から寄附のピークを迎えますが、今年もすでに何件か申し込みいただいています。寄附される方は女性が多く、送り先を変えてプレゼントされる方もいらっしゃるようです。
職人さんの技に裏打ちされた着心地のよさですね
加美町総務課|早坂大祐さん
役場入庁前は靴製造メーカーに勤務していた経歴の持ち主です。白田のカシミヤは「カシミヤ1本1本の繊維が細いのでチクチク感がなく、非常に着心地がいい。手入れをすれば革靴のように何十年も使用できますね」と表現。ニットと靴。物は違いますが、かつてものづくりの現場に身を置いた人ならではの、製品や作り手への愛情が伝わってきます。
早坂大祐さん>2年前までふるさと納税の業務を担当していました。当時、白田さんはまだ返礼品の登録をしていなかったので「ぜひ商品を扱わせていただきたい」とアプローチしました。工場を見学した際、全行程が手作業で、大量生産の機械ではなくてアナログの機械を何十年のキャリアを重ねている職人さんが扱うのを間近にし大変驚きました。白田さんのストールを持っていますが、ニットは今日が初めて。細身の作りなので寒い時はさらに上に羽織っても響かないのがいいですね。
撮影場所(町長以外)
加美町中新田交流センター
クラシックなコロニアルスタイルの建築意匠が特長的な旧小学校校舎を、宿泊施設として 保存、開放。木枠の窓からはノスタルジックな印象を受けます。
宮城県加美町下新田字松木3
TEL.0229-63-311